ONKYO C-1000 高精度クロック交換点検整備改良品 オーディオ機器

ONKYO C-1000 高精度クロック交換品

ONKYOさんのCー１０００のプレーヤを知っていますか？バブル期のシステムコンポで、１００シリーズ、２００シリーズなどの最上位の機種として発売されていた、超高級コンポのプレーヤーでした。どのシリーズのプレーヤーも、よく売れたらしく、でも比較的手に入りやすかったので、幾度か手にしたこともありますし、実際にパーツの交換等もしたのでよく知っています。それらはシリーズを通してやはり似た傾向の音作りで、でも、やっぱりONKYOさんの音がします。
余談ですが、C-200のローディング機構は、やや欠陥でしたね。まあ、数も少ないので、あまり手にする方もいないとは思いますが・・・なぜか、音は似てますが、内部はちょっと違ってましたね。
話を戻しますが、このC-1000、最上位のものだけあって、圧倒的ではないのですが、聴きこむと、他のものより、中低域の広がりや厚みがあって、手を入れれば、良くなるだろうことを、想像させてくれます。（無い部分は伸ばせませんので）C-７０５などのミニコンポシリーズとも、やはり似てはいますが、ノーマルで聞いても、落ち着いた上品さがあって、やはりこちらの方がいい。値段を考えれば、当たり前ですけど。

最近の機種、C-７０３０などになると、クロックも高精度化してますし、パーツ等も表面実装品などを多用して、やはりすっきりとした、解像度の高い音でやはり現代的な音質。人によっては、やや押しの強い音楽的な魅力をとるか、すっきりとした解像度の高い自然さををとるかくらいの好みの問題と言えるかもしれません。ONKYOファンにとっては、他メーカーのものに交換することを考えれば、その差は小さなものかもしれないですね。

では、C-１０００をグレードアップすることが出来たら、面白いとは思いませんか？

C-705 ではクロック交換をして、試してきましたが、本来はこの機種でこそ、試したかったものであります。内部にも、十分なスペースがありますので、全ての使用するパーツにもこだわってみました。実際は、かなり試行錯誤があり、完成するまで、少しずつ詰めていったので、構想からは１年以上かかってしまいました。交換時にも、新たなことが分かったりして、ずいぶん遠回りをしてしまったようです。
まず、問題だったのが、これ、スタンバイ時にも、常に回路には電源が入ったままの
内部スペースにはゆとりがあるので、今回は、クロックも、電源から直接、専用のトランスを入れ、そこから、ここでもこだわりの、『超ローノイズ可変電源キット』を使って、クロック専用電源をつくりクロックへと送電しています。回路上からとるよりも雑音などの点で、かなり有利に働いてくれます。もちろんトランスの前にも、トロイダルコアにてノイズ対策がしてあります。クロックに関しても、精度だけとってもC-7030などに採用されているTCXOより一桁精度の高いものを、使用しています。お値段も数１０倍以上します。

又、パネル内部を含め、基板上の電解コンデンサはすべて新品交換、オーディオ部には、私の好みを組み合わせて、オーディオ用のコンデンサに交換致しました。出力廻りの抵抗も、音質に有利でノイズ感の少ない、薄膜チップ金属皮膜抵抗へと交換してよりこのプレーヤーの性能を引き出せることができました。リードを長くとり不安定だったコンデンサも足場を作り安定させました。
でも、なぜかこのオーディオ部だけはかなりスペースが狭くごちゃごちゃとしていますので、狭い場所にあるレギュレータには、さほど温度は上がりませんでしたが、一応、放熱フィンを取り付けました。
ここに、直列タイプのオペアンプが、４つ使用されていましたが、折角なので、こちらもグレードアップするために、専用基板を用意しました。出力側の２つは、どうしてもスペースが取れなかったため、ピッチ変換(SIP化)基盤の為、交換可能ではありませんが、本来の性能の邪魔をしない低歪み低雑音で、又、しっかりとした低音を期待して、OPA１６１２を配置。入力側には、交換できるように変換基板を自作して、デッドストック品になりますが手持ちのOPA627APを秋月電子さんで売られている１回路オペアンプ→オペアンプデュアル化基板を採用して取り付けました。薄膜高分子積層コンデンサー搭載で、安心感が違います。（OPA627APに関しては、かなり前に、本物ということで手に入れまして、端子間抵抗値が正常（規定値）であることを、確認しています。実際に聴いた時、音質にかなり有利（好感触）だったのでこれを付けたまま出品することにしました）
こちらは、ソケット化していますので、お好みのオペアンプに差し替えることも可能です。

又、長く使用して頂けるように、出品に合わせ、ピックアップのユニットを新品交換致しました。

整備内容
・すべての整備が終わって出品前に、ピックアップを新品交換。
・内部の点検整備、清掃とグリスアップ。
・接点や端子の清掃、コンタクトグリス塗布。
・全ての電解コンデンサを新品交換。オーディオ部と一部をオーディオ用に交換。（フロントパネル内も含む）
・マスタークロックを高精度のクロック（温度補償水晶発振器、元の１００分の１の精度程になる0.1ｐｐｍ、電源は専用トランスで別電源）を交換。
・オペアンプ4個を低雑音や精度のすぐれるものに交換。
・出力部の抵抗を薄膜チップ金属皮膜抵抗に交換。
・トレイベルトを新品交換。
・主電源が切れるようにトグルスイッチを設置。
・ダイオードブリッジをショットキーバイアダイオードにて作成、交換。
・ノイズ対策。
・その他。

確認事項
・CD再生いたしました。（CD-Rも数種のメーカーや種類のものは再生しましたが、相性等ありますのですべての保証はできません）
・すべてのボタン反応しました。
・アナログ出力、音声出力できました。
・デジタル出力から音声出力できました。
・基本的動作以外は、すべての機能を確認したわけではありませんので、その辺はご了承ください。
・リモコンでの基本動作確認できました。
・経年なりのなので、部分的に、目だつ傷やスレ等あります。気になる方はご遠慮ください。天板や側板などにも傷やスレあります。

付属品
・リモコン（純正品ではありませんが、基本的動作が出来る他機種のものですので、リモコンでは一部使えない機能があります）

参考
・パネル内のタイマー等の表示の明かりは元々無いので、発光しません。デザイン的にも、蓋を閉めて再生することの方が、実際は多いと思います。

これだけのことをして、どう変わったのか？私個人の感想ですが、今まで触ったONKYOさんのプレーヤーの中では、最高の作品で満足感も高いと言えます。期待通りC-7030を超える音の一つ一つの粒子感でディテールが上がることにより繊細さが増し、それがしっかりとした中低域の音（中低域に関しては音の広がっていく様が心地よいです）の上に載って安定した、それでいてずっと聴いていられる・・・繊細さと、大胆な部分を併せ持ちつつも、元からある上品さでいやらしくなく仕上がっており、それでいて、やっぱりONKYOさんらしさがある。そんなプレーヤーに仕上がりました。
短所は、もともとONKYOさんの特徴というか、オールラウンドなところがあるので、尖っている点はあまり無く、どのジャンルも無難にこなしてしまうところでしょうか。その分これにお勧めしますというセールスポイントが弱いかもしれません。いろんなジャンルをお聞きの方には、良いと思います。それと、やはり外見が悪いところでしょうか。こればかりは、どうしようもありませんが、それを補って余りある音質だと、思っています。

余裕がありオーディオには、配線や電源にまでこだわり、１００万以上かけて、システムを組むというような方には、その程度のものと笑われるかもしれませんが、私の知り合いの方にも、C-7030には不満は無いんだけれども、もう少しだけ・・・といったONKYO一筋のファンの方もいますし、実際そう思われる方もいるのではないでしょうか？現状ではONKYOさん自体高級機は存在しません。でも、ちょっとグレードの高い音質で楽しみたい方はいるはずだと思います。そんな方にお勧めしてみたい内容です。
こればかりは、聴いて頂くしかありませんが。

SACDやハイレゾもいいですが、コレクションのCDをちょっといい音質で楽しみたいという方にもお勧めします。

説明分の中で、書いた感想等に関しては、私個人の感想です。システムや各個人により、感じ方や聞こえ方は違いますので、参考までになさってください。

ぜひ、聞いてみたいという方とご縁が出来れば幸いです。


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この商品説明は オークション落札相場サイト「オークファン」出品テンプレート で作成されています。
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（2022年 2月 10日 8時 23分 追加）こちらに、やや大きい画像あります。 https://noritama8192.blog.jp/archives/12713966.html#more